2013.10.04 | INFORMATION

シャンプー・トリートメント・リンス・コンディショナー

先日はシャンプーについて説明しましたが今回はトリートメントやリンスなどについて説明をしてみたいと思います。だいぶ長くなりますのでご了承ください。

ざっくり分類するとトリートメントは栄養分を浸透させるものでリンスは保護膜を髪に吸着させるもので、コンディショナーに関してはメーカーそれぞれに線引きが違うので区分できません。トリートメントっぽかったりリンス寄りだったり、何とも言えませんね。

シャンプーの目的としては”汚れを落とす”ことを優先されています。要は皮脂などの汚れが落ちればいいのです。悪い言い方をすると洗剤です。例えばシャンプーの後にゴワゴワになって手触りが悪いとかツルツルになって艶が出るなどはそのシャンプーの成分によるものだと考えられます。洗った後の手触りが悪いとはノンシリコン系やオーガニック系のシャンプーでよく耳にします。逆にトリートメントもしてないのに艶が出てツルツルの手触りになるのはいわゆるシリコンによるものだと言われています。

トリートメントの質感も成分によって大きく分けることができます。栄養分(たんぱく質)や油分の補給が主な目的ですがサラサラ系としっとり系で分かれます。サラサラ系の主な成分は植物由来のエキス(アルガン・ホホバ・ユーカリ)が多く、しっとり系では動物由来のエキス(卵・肝油)などが多く含まれていることが多いです。一概にサメのスクワランだから重たいとか椿オイルだから軽いというのはありませんのであくまでも目安として覚えておいてください。

トリートメントとは今お話したように栄養補給が主な目的なのですが、傷んでいるところほど必要になるということが一番大事になってきます。逆にシャンプーは一番汚れているところ、要は頭皮に必要とされます。生えてきたばかりの髪の毛(根元)は傷みはほとんどありません。毛先にいくにしたがって傷みも大きくなっていきます。したがってトリートメントは根元より毛先にしっかり馴染ませてあげる方がより効果的です。逆にシャンプーは一番汚れの多い地肌にしっかりと馴染ませてマッサージしてあげてほしいのです。いくら栄養とはいえ脂質がメインですからゆすぎが甘いと時間が経ってから根元がベタついたり臭いの原因にもなりますのでしっかりゆすいでください。

最後にリンスですがトリートメントは髪の深部まで浸透していくのですがリンスは髪の表面にあるキューティクルの内側に吸着されます。髪の持つイオンとリンス自身のイオンが+と-で吸着し合うのです。こうして吸着したリンスは髪の表面に作用して艶や滑らかさを出してくれるので、順番としては先にトリートメントを付けた後にリンスでコーティングするのが理想的です。もう一つの特徴としてリンスには髪の収斂作用があります。トリートメントのたっぷり入った髪の表面を引き締めて滑らかな手触りに戻してくれます。

以上、長くなりましたがそれぞれの特徴をご理解頂けましたか?まとめると

・シャンプーは地肌

・トリートメント、リンスは毛先ほど多めに

・シャンプー⇒トリートメント⇒リンスの順番で

ちなみにingのトリートメント『Nourishment』はスキャルプトリートメントの効果もあるので地肌に付けてしっかりマッサージして下さって大丈夫です!むしろしっかりマッサージしてあげてください!正しいインバステクニックで地肌を清潔に!