2014.04.17 | INFORMATION

こだわりの仕事道具

大森です。今回は僕の仕事道具を紹介します。これらがないと僕は仕事になりません。

まずはここに写っているものは全て左のバッグに収まっています。シザーケースと呼んでいますが、これは革職人の方が皮の染めから縫製まで全て手作りで仕上げてくれたもので、かれこれ12年目になりますかね。完全に仕事をしているときの僕の身体の一部分になっています。気が付いた時にミンクオイルでお手入れして大事に使っています。

まずはハサミですが長さや素材の違うもの4種類を使い分けてカットしています。髪の硬さや太さ、多い少ないなど、コンディションに合わせて適材適所を判断しています。

メモ帳とボールペンは仕事中にふと思い浮かんだ連絡事項やお客様に情報を教える時にすぐに書いて渡せるように必ずシザーケースに忍ばせています。ボールペンは4色、メモ帳はLIFEもしくはツバメの物がお気に入りです。

そしてシザーケースの下の白いのがダッカールやダックカールと呼ばれるいわゆるクリップです。皆さんにもお馴染みの髪を留める道具です。自分の持ち物と一目で分かるように僕は白を使っています。

そのすぐ右にあるブラシはお顔についてしまった髪を払うフェイスブラシです。前髪なんかを切るとたくさんついてしまうのでササッと取り出せて使えるようにシザーケースに入れています。まめに洗っていつもきれいに保つように心がけています。

右の列の一番上はレザーと呼ばれる髪をカットする用のカミソリです。長さを揃えたり毛量を減らす目的で使用しています。ちなみに美容師さんと床屋さんの違いは顔にカミソリを使えるか使えないか、の差でもあるのです。もちろん美容師は顔にカミソリを当てる事ができません。

その下はコームです。赤いのはハイライトなどのメッシュをするとき用のもので、白いものはパーマやセットの時に使うものです。

そしてその下の5本はカット用のコームです。長さの長いもの短いものを用土に合わせて使っています。黒いコームはドライカットの際に使うもので乾いた髪でもしっかりキャッチしてくれる優れものです。

消耗品もありますが、どれも長く使っていきたいと思って大事に使っています。弘法は筆を選ばなかったそうですが僕はこれらが揃っていないとダメですね。僕はこれからも仕事道具にはこだわり続けて行きたいですね。