マンネリ巻き髪に飽きたら
大森です。先日撮ったヘアですが、ちょっとだけ変わったアイロンワークをしてみたので簡単にレクチャーしてみたいと思います。
まず普通に巻くというと横にして巻いたり立ててフォワード巻きだったりリバース巻きだったり、だいたいそんな感じで巻き込むことが多いと思います。今回提案したスタイルではカールに立体感だったりランダムなボリュームを持たせたかったので少し工夫をしてみました。
まずは巻こうとする毛束を取り出して、普通なら毛先や中間から巻き付けていくと思うのですが、その毛束をクルクルと5~6回ねじります。
根元からカールを付けたい場合は根元付近もねじってあげてください。中間~毛先のみでいい場合はその部分をねじるようにします。
そしてそのねじった毛束をアイロンでクルクルと巻いていきます。
この時に少しだけコツがあります。毛先までしっかりとリッジを出したい場合は毛先もしっかり巻き込みます。今回は毛先にランダムなリズムを持たせたかったので毛先は巻き込まずに逃がして有ります。
するとねじってあるので戻ろうとしたときにねじり具合によって不規則な毛先の動きが出てきます。巻いたそのままですとゴロンゴロンとしてかっこ悪いのでそれをほぐしたりブラッシングして艶を出したりして仕上げます。
これが完成形です。顔周りと表面のみリバースで基本的にはフォワード巻きです。
普通に巻くよりもカールのリッジが効いていてボリュームも出ているのが分かると思います。束になったカールをほぐす時は割けるチーズを割くようにほぐしたり、ブラシを使わずに指で逆毛を立ててみたりするといい感じの空気感が出しやすいと思います。
サイドのアングルです。
ちょうどいい空気感と束感が出ています。ここでもう一つ大事なコツがあります。
上の方をフンワリとさせたいときこそスライス(毛束)は薄目に取ってみてださい。大きく取ってしっかり時間を置くよりもふんわり感は強くなります。だいたいお話を聞くとトップのスライスが厚い場合が多いです。
自分で巻くとどうしても同じ感じにしかならなくなってきてしまうと相談を受けます。少し手間はかかりますがいつもと違う巻き方で新しい髪形にチャレンジしてみてください!