2014.03.16 | INFORMATION

毎年このシーズンになると卒業して就職だったり地方へ転勤になったりで、お別れを迎えるシーズンなのです。今年も九州へ引っ越す方がいらっしゃいました。

彼女は四国の出身で大学で上京、その後すぐに僕が担当することとなりました。当時はingの前に勤めていたサロンのお客様でした。卒業後事情により帰省し就職されたのですがその後も二ヵ月に一度、四国からわざわざ髪を切りに来てくださいました。その後めでたくご結婚され、旦那様の転勤で再び関東へ引越しして来ました。お子さんの出産もあり、以前のように頻繁に来店できなくはなりましたがそれでもずっと通ってきてくださいました。

そしてこの度、旦那様の転勤で九州へ引っ越すことになりました、と告げられました。前々からそろそろあると思いますとは聞いていましたがやはり寂しいですよね。かれこれ12~13年も切り続けてきたので。

ただなんていうか、これで最後っていう感じが全くなくて、どこかでは繋がり続けていくんだろうと、ただ何となく。そう思いつつどこに引っ越すの?と聞いたら、実は僕にとっても縁のある土地で、僕が若い頃に本当にお世話になった先輩の暮らす街だったのです。その先輩は今でも現役バリバリの美容師さんなので紹介するよ!となり、未だ見ぬ土地への不安が少し和らいだと言って頂けました。

サロンのデータを教えてバイバイじゃなくてまたね!と言ってサロンを後にしていったのが先週末の話でした。こうやって繋がってるんだから最後じゃないからね、またそのうち会えるから!と言って見送ったのですが、今朝方メールが入り引越し先の物件が決まりましたとの報告がありました。そして驚くことにそのマンションを地図でみたら紹介した先輩のサロンまで歩いて5分もかからないご近所だということでした。

なんか鳥肌が立つほどびっくりしました。みんな繋がっているんだなって驚きと共に安心を覚えました。お子さんもいるからちょくちょくは来れないけれどまた東京にも遊びに来るし、次の転勤もこっちに戻ってくるかもしれない(笑)なんて話してます。長いことに美容師やってると不思議なことも不思議に思えなくなってくるからそれもまた不思議なのです(笑)

長文失礼しました。 大森